名港議会港湾調査

昨日は、名港議会の各常任委員会が行われ、それぞれの委員会で、名古屋港の概要の説明などがされました。

その際、この間問題となっているヒアリの実態について、管理組合から説明があり、質問等を行いました。

 

私からは、ヒアリ対策に関わる、様々な物品の入手方法や防除・駆除のためには、国によるイニシアチブが必要。そのことを国に求めるとともに、管理組合がこの間実施してきた調査などでわかったことも含めて、情報を共有し、適切な対策を取るよう求めました。

 

その後、港湾視察。

最初に名古屋港管理組合の所有する視察船「ぽーと・おぶ・なごや2」に乗船し、海上から港湾についての説明を受けました。

その際には、陸地側からはソーラス条約の関係で見ることができない、第二次世界大戦時に爆撃にあった灯台についても、簡単な説明を受けました。

戦争遺跡の灯台。海上からしか見られません。

一通り説明を受けた後、コンテナヤードなどを視察。

ヒアリ対策のためにベイト剤(毒エサ)・トラップを設置しているコンテナヤードも視察を行いました。

左側の緑色の容器の中にベイト剤(毒エサ)が入っています。右側の黄色い容器は捕獲用のトラップ

ヒアリについては、正しく怖がることが必要です。

むやみに怖いからと言ってベイト剤を使用すると、在来種のアリなどを駆除してしまうことにもつながりかねません。

現地視察を通して、ベイト剤をむやみに使うのではなく、トラップを活用して調査を継続しつつ、ヒアリが侵入しないようにしていくことが必要と管理組合へ伝えました。

党創立95周年

7月15日、日本共産党創立95周年を迎えました。

それを受けて今日、記念講演が行われ、私も自分の事務所でインターネット中継を見ました。

不破哲三さんのお話の時は、中継が乱れてしまい、ほとんどお話を聞くことが出来なかったのが残念でしたが、志位和夫委員長のお話は、とてもよくわかる、国内・国際情勢のお話でした。

特に、核兵器禁止条約締結に関しては、参加した各国の代表者の発言された内容の一つ一つに感動しました。

核兵器による抑止が世界平和のためだというのであれば、核兵器保有国が増えれば増えるだけ平和になる。しかし実際はそうではない。一部の大国が核兵器を保有しているだけ。核兵器を少なくし、なくしていくことこそが本当の平和につながるという発言に、その通りと感じました。

 

今日、事務所にはたくさんの方が集まって、記念講演を一緒に視聴しました。

最後に私からも、さらに共産党を大きくし、議会でも頑張っていく決意をお話して、今日の視聴会を終わりました。

避難訓練

今日は夕方から地元学区で行われた避難訓練に参加。

 

18時45分に地震発生、町内の避難集合場所に集まってから、集団で避難場所の大生小学校に移動。

避難者名簿に記入して、津波避難ビルである校舎の屋上にのぼり、市の職員から、実際の災害時に必要になる行動や備蓄しておいた方が良いものなどの説明を受けました。

 

災害はいつ来るかわかりません。日頃からの訓練がとても大切だと思います。

職員のお話によると、南区のみなさんは意識が高いそうです。しっかりと意識しつつ、いざという時に助け合うことができる様にしていく必要を感じています。

ちなみに今日は海の日。

名古屋港ではみなと祭りが行われており、校舎屋上からは花火も見られました♪

野党は共闘!市民アクション愛知4区

今日、国会での自公政権の暴走をストップさせるために、国民の声が届く民主的な政治にしていくためにと、「野党は共闘!市民アクション愛知4区」の結成総会が行われました。

昨年の参議院選挙の際、三重県で野党共闘を実現させるために奔走された市民連合@みえの呼びかけ人である高山進三重大学名誉教授に、三重での苦労話、どのように進めていったのかなどをお話してもらいました。

政党だけではなかなか進まない野党共闘。

しかし、市民の声が大きくなれば、その声にこたえようと動き始める。

そんなことを強く感じたお話でした。

 

また、民進党、共産党、自由党、社民党からも決意表明。それぞれの活動の中で感じていること、実際にあったことを基に話がされ、情勢はこんなに変わっているんだと感じるものでした。

 

総会には会場いっぱいの人が集まり、参加者からも、民主主義・立憲主義・国民主権を取り戻すために頑張ろうといった雰囲気があふれるものとなりました。

 

実現してきたこと

地域を訪問していると、時々出てくる声として、「共産党はいいこと言ってるけど、何でも反対してるよね」というものがあります。

確かに広報なごやと一緒に配られている議会だよりを見ると、議案への賛否で、共産党は議案に反対しているということがよくわかるようになっています。しかし、実は全会一致で可決されたものは、各会派の賛否というのが小さく説明されているため、あまり目立ちません。

実際に私たちは、多くの議案に賛成をしています。そのことをもっと伝えていかなければと思っといます。

それともう一つ、「いいこと言ってるけど、力がない」ということもよく聞きます。

私たちは、何か目立つことというのを実現しようといったことをしているのではなく、住民のみなさんが、普段の生活の中から感じていることを、議会で指摘・提案をするといったことをしてきています。そのため、なかなか目立たないことも多くありますが、学校図書館への学校司書の配置や就学援助金の増額、指定避難所への簡易スロープの設置、命山(津波避難場所)の整備などが実現してきました。

すぐには変わらないということもたくさんあります。しかし、粘り強く提案していくことで、実現できる、そのことを確信しています。

これからも、市民のみなさんの願いの実現のために、力を合わせて頑張っていきます。

大雨による被害 

12日の夜、名古屋市内を中心にした大雨で、床上・床下浸水や道路冠水などが発生する被害が発生しました。

被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。

 

今回、市が把握している範囲では、道路冠水したところで1件の自動車水没がありました。

冠水場所に進入禁止の標示はされていたそうですが、バリケードまでは間に合わなかったことから発生してしまった事故のようです。

今回の雨は短時間に集中してしまったということがあるため、いくら見回りをしていても間に合わないということは仕方がないことだと思います。

アンダーパスの手前で進入禁止の標示がされていたら、見た目は浅く見えても実際には水が深く溜まっているため、絶対に侵入しないようにしてほしいと思います。

 

さて、大雨による被害があった場合、様々な被災者支援があります。

災害救助法が適用されるケースもありますが、されないケースでも、市民税や国民健康保険料の減免、災害見舞金の贈呈(床上浸水時・単身世帯で30,000円、2人以上世帯で50,000円)、消毒剤(クレゾールせっけん液)の配布など、様々な支援がされることとなっています。これらの支援を受けるためにはり災証明が必要になります。

詳しくは、市税事務所の市税課や各区役所の総務課、社会福祉協議会などにお尋ねいただければと思います。(近日中に被災者支援策の一覧を作成して載せていきます)

高校生給付型奨学金

今年度から、名古屋市は、高校生への給付型奨学金が始まりました。

共産党市議団としても実現に向けて提案をし続けてきたものですが、ようやく一歩前進です。

支給対象は、

・生徒本人及び保護者が名古屋市内に在住していること
・愛知県内の高等学校・中等教育学校に在学していること(1年生が対象)
・市民税(所得割)非課税世帯であること(生活保護世帯は除く)
・学業その他の活動で努力が認められる者であること(各校において学校長が推薦)

となっています。

支給額は、国公立で60,000円/年、私立で72,000円/年。

2学期以降に学校を通じて申請をすることとなっています。

今回の名古屋市の内容で全く問題なしというわけではありませんが、今後、課題も指摘しながら、より良い制度にしていきたいと思います。

ヒアリに関する申し入れ

今日、日本共産党愛知県議団・名古屋市議団・弥冨市議団、そしてもとむら伸子衆議院議員同席のもと、名古屋港管理組合に対して、ヒアリ対策についての緊急申し入れを行いました。

今回の申し入れは、名古屋港管理組合が管理する鍋田ふ頭コンテナターミナルにおいて、7匹のヒアリが発見されたことを受けてのものです。

報道などで、ヒアリの危険について知らされていますが、私たちはヒアリについて、正しく恐れる、そのためにも正確で必要な情報をしっかりと発信すること、国・県・関係自治体・各港湾等と連絡を密にして、ヒアリの侵入を防ぐことなどが必要だと考えています。今回の要望はその点を重視したものです。

名古屋港管理組合・ヒアリ対策申し入れ
名古屋港管理組合へのヒアリ対策緊急申し入れ

名古屋港管理組合は、あくまでも港湾管理が主な仕事で、保健行政をおこなうところではありません。

そういったことからも、保健行政を担う名古屋市や愛知県、また関係自治体である弥富市や飛島村、知多市、東海市とも連携し、かつ特定外来生物の防除を行う主体者である国による協力が不可欠です。

今日の要請行動時の懇談からも、国に対しても、防除のための備品の配備や予算措置などを求めていく必要を感じました。

ヒアリ対策申し入れ
経過等の聞き取りを行いました

ヒアリは、スズメバチと同様のアルカロイド系の毒を持つ昆虫で、刺されれば命の危険もありますが、アリ塚を壊さない、見つけて近づかないなど、自らの危機管理で一定避けることのできる危険です。

もしアリ塚を見つけたとしても、手を出さずに、お近くの保健所や役所などへ連絡してもらえればと思います。

 

なお、申し入れした内容は以下の通りです。

ヒアリ対策についての緊急申し入れ (PDF版)

6月定例会閉会

本日、6月定例会が閉会しました。

今定例会では、名古屋城天守閣木造復元にかかる寄付金条例が提案されるなど、問題のある議題がいくつか提出されていました。

市長提案の2022年12月までの名古屋城天守閣木造復元に、世論調査の声でも6~7割が賛同していないにもかかわらず、木造復元を目的にした寄付金の募集は到底許せるものではありません。

名古屋城の今後のあり方については、市民的な議論が必要です。

その中には、今の名古屋城を活かした博物館機能の充実や戦争でなくなってしまった櫓や二の丸庭園の整備を進めるといったことも含めての議論が大切だと思います。

天守閣に関わる議案は、共産党以外の賛成で可決されてしまいましたが、まだ今後、復元ができるかどうかもわかりません。市民のみなさんの声をしっかりと聴き、市政へ届けるため、これからも頑張っていきます。

東京都議選

昨日、東京都議会議員選挙が行われました。

愛知・名古屋には関係ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、東京都で進める施策などが、地方へ波及することも多々あり、意外とかかわりの深いのが東京都政というものです。

そして今回の選挙の結果、日本共産党は、17議席から19議席へと、2議席増となりました。

都民ファーストに注目が集まる中、得票を増やし、議席を増やすことができたのは、日本共産党が果たしてきた行政のチェック機能などが大きく評価されての結果でもあると思います。

 

一方、自民党は議席を57議席から23議席と、大幅に議席を減らしました。

これは、森友・加計学園問題、豊田議員による暴言・暴行疑惑、稲田防衛大臣の失言、下村元文部科学大臣の闇献金疑惑、共謀罪の強行採決、国民から見て不信感を抱くことが連続していることに加え、政権与党であることからの慢心か、改憲をめぐっても独裁的な政治運営が行われていることに対する批判の声が、大きくあがっていたことが大きな要因だと思います。そしてそれは、今の自民党が国民の思いからかけ離れているということの表れでもあったのではないでしょうか。

 

反対するときには、なぜ反対なのか、そのことを明らかにしつつ、賛成するときも、問題点がないか、課題解決の方法はあるのかなど、しっかりと考えたうえで判断をする、それが日本共産党の姿勢です。

都議選で議席を増やしたといっても、そのことは変わりありません。そして、東京都だけでなく、名古屋市でも同じです。

これからも、その原則を大切にして、行政のチェック機能を果たし、市民のみなさんの願いが一つでも多く実現できるよう、頑張っていきたいと思います。