6月定例会閉会

本日、名古屋市会6月定例会が閉会しました。

今回の議会では、名古屋城天守閣木造化に向けた木材の契約が話題となりましたが、バリアフリーも避難設備も何も設置しない、文化庁などが指摘している石垣調査なども終わっていない、ただ木造化された天守閣が見たいがために、しかも期限を区切って作りたいがために、今回の製材契約も急いでやりたいんだというあまりにも自分勝手な進め方だと言わざるを得ません。

河村市長が言うには、名古屋城を木造にすれば人がたくさんやってくるということ。あくまで観光客を呼び込もうということであって、そこに名古屋市民の姿はありません。市民の誇りになると言いますが、今のコンクリート天守を作った際に誇りに感じていた方々がたくさんいらっしゃる事実に目を向けていない発言です。

これまで各地の木造天守に登ったこともあります。つくりはそれぞれあったりしますが、展示が少なく残念に感じたことも多々あります。木造だから魅力があるのではなく、その城がどんな歴史を持っているのか、どんな役割を果たしてきたのか、そういったことがわかることで魅力を感じるのではないでしょうか。

だから私は今の木造復元に反対していますし、今のコンクリート天守でも展示の工夫などもっと魅力を引き上げる必要性を感じています。

今議会では、契約が共産党を除く会派の賛成で可決されてしまいましたが、これからも追及していきます。

 

今日の本会議では、大阪府北部地震を受けてブロック塀撤去費助成のための追加補正予算が提出され、すぐに委員会で審議、即日可決されました。(これまでは年間60件の助成を予定した予算でしたが、問い合わせ件数の増加に合わせて、プラス240件・合計300件の助成を予定するものです)