名古屋城天守閣木造化問題

昨日の新聞でも報道されており、ビックリされている方もいらっしゃるかと思いますが、河村市長が名古屋城天守閣木造化の時期について、これまでの2020年7月までの完成から2022年7月までの完成に変更して予算を通してほしいという提案が出されました。

この事を知ってみなさん、どう思われたでしょうか?

まず私は、賛否を別にしたとしても、

1.技術提案交渉方式の公募要件は元々2020年7月までの完成で実施している。

2.各企業が2020年7月までに完成させられるための技術等を検討、応募。

3.2020年7月までに完成できるとした2社から応募があり、検討の結果竹中工務店案を採用

という流れのある中、2020年7月までの完成では難しいからと、応募しなかった企業も実際にある中、公募要件を作った名古屋市が、公募要件を無視するようなスケジュールへの変更を自ら進めることは大きな問題があると感じました。

そのことについては、当たり前ですが所管である経済水道委員会で疑問の声が噴出しています。

 

私たち日本共産党名古屋市議団は、昨年11月の定例会で出された補正予算の際、技術提案交渉方式による名古屋城木造化についての調査を行うという名古屋市の説明に、「調査費だけではなく、実際に業者を決めるものである」として反対をしました。その際、他会派からは勘違いだといった意見やあくまで調査だという意見もありましたが、しかしここにきて、結局調査ではなく業者選定であり、問題が噴出しているということが明らかになったものだと思います。

 

しかし、市長のどうしても予算を通したいからというあまりにも適当な考えで継続審議している議題の内容を市長判断で変えるということ自体、あまりにも議会軽視、市民軽視の進め方だと言わざるを得ないと感じています。

みなさんはどう思われますでしょうか。