高橋ゆうすけのハッピーついーと Vol.47「大飯原発裁判判決」

こんにちは、高橋ゆうすけです。5月だというのに真夏日を超える地域もあり、この名古屋でも非常に暑い日が続いていますが、みなさん熱中症には気を付けてくださいね。

さて、今日のテーマは「大飯原発裁判判決」について。先週の地裁判決では「半径250キロ圏内に暮らす住民は原発稼働停止を訴える権利がある」として、「人格権」を理由に再稼働差し止めの判決が出ました。私は今回この判決を聞き当然のものだけれど、勇気ある判決とうれしく思いました。

今の日本では、新自由主義的な資本主義の暴走の中、人の命や健康よりも経済優先の社会になっています。そうした結果、非正規雇用の増大、ブラック企業の横行、医療・介護の改悪など、暮らしが破壊される状況にあります。その暴走・破壊の一つに原発がありました。今回の判決はその暴走に歯止めをという内容であったと思っています。

原発を再稼働すべきという方はよく「原発なかったら電気が足りなくなる」「化石燃料にばかり頼る気か」と話をされます。電力量でいえば中部地方ではこの3年、原発が一基も動いていないで電気が足りています。化石燃料については確かにそればかり頼るのはよくないです。だからこそ、小水力発電や波力なども利用した再生可能エネルギー開発を進める必要があります。でもだからと言って命を脅かす原発を動かす理由にはならないということが今回の判決でも明らかになったのだと思います。

これからも原発の廃炉の実現のために、頑張っていきます。