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愛知県教育委員会との懇談

愛知・臨時教員制度の改善を求める会と愛知県教育委員会が行った教員採用制度についておよび臨時教員の社会保険についての懇談に参加してきました。

臨時教員の採用について、どこで働いているかということだけを理由に特別選考の対象としないことや(例:名古屋市で常勤講師を直近で3年経験して、今年愛知県内の公立学校(名古屋市立除く)で働いていれば特別選考、同じように3年働いていても名古屋市立学校で働いていたら一般選考)、非常勤講師の経験は教職経験としてカウントしないということなど、以前から教師としての力量をみるための試験であるならば改善が必要と言われていたもの、10年近くたっても「検討している、しばらく時間が欲しい」という回答。いつまで待たせれば気が済むのでしょうか?

また、クレペリン検査の分析結果は自己情報であるはずだから開示されるべき資料のはずですが、そういった資料は存在していないというとんでもない返答があったということで追及をしたら、まともに答えられない状況も。そもそも性格診断は自己分析のために行うものであって、それが試験の成績に関わるというのは使い方として間違っているし、クレペリン検査は受験予備校などでも対策が練られていたり、世界的には制度が高くないことで有名だったりというものですので、お金を使って続ける必要性があるのかという問題も。

加えて社会保険の問題、他県ではできているのに愛知県では国の基準上できない、他県のことは承知していないという投げやりな回答。

愛知県教育委員会との懇談ではあまり紛糾することも少ないのですが、久しぶりに誠意のない回答に参加者一同紛糾する場面も。

でも、会員の臨時教員や保護者のみなさんも冷静に、自分の採用を、自分の担任の採用をという風ではなく、さまざまな実践を通じて、そういった実践が見てもらえるような採用制度にしてほしいということを伝えていました。

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