明日から

明日から、神奈川県で開催される、「第44回全国臨時教職員問題学習交流集会」に参加をしてきます。

ハッピーついーとでも書きましたが、この臨時教職員問題が私自身の原点です。

働きたいと思っていても、その能力があり、まわりにどれだけ認められていても正規としては採用されない、それはどう考えてもおかしな話です。

民間だってそうだ、と言われる方がいますが、悪い方に合わせればいい、などという考え方はやはりおかしいのです。そもそも現在、民間で臨時が使われるよりもはるか以前から、教育の現場には臨時というものがありました。それが民間へと広がっていった、これが現実です。

そして、教員採用はただの就職問題だけではありません。そこにいる子どもたちや保護者の願いを託されるのが教師です。そうしたことを考えたとき、教員採用は、競争試験で点数が高ければよし、などということはありえません。暗記ができる人が良い教師、というわけではないのですから。

私は暗記はとても苦手でした。しかし、授業は事前にしっかりと教材研究を行い、様々なエピソードも調べ、そのうえで授業に臨みました。その結果、生徒からは「物知り」と言われることも多々ありました。ようはどれだけ引き出しを作るか、ということです。それは暗記とは全く異なる能力です。

もちろん教えるだけではなく、生徒の話を聞くこと、そういったことも大事です。これらの能力を総合して判断するのが、教員採用では必要なはずなのに、そういった実践を積み重ねてきた人が合格できない、そんな状況は絶対におかしい!そんな思いをずっと抱いて、臨時教職員制度の改善に力を注いできました。

 

今は、それだけではなく、福祉の向上にも取り組みたい、その気持ちを持っています。

ただ、原点は絶対に忘れてはならない、そんな思いを持って明日からの神奈川での集会に参加をしてきます。