近い将来来ると言われている南海トラフ巨大地震。
そして地震に伴う津波の被害が心配なのが、名古屋市西南部の地域です。
そうした中、先日、名古屋市の被害想定が発表されましたが、南区の被害想定を見てみると、一部地域で震度7が起きる可能性が指摘されています。
また、津波の被害も天白川周辺や港区との境目あたりで、大きな被害が出るおそれが指摘されています。
しかし、いまだに津波避難ビルも足りないという状況。
地震が起きた際、いったいどこに津波避難ビルがあるのか、そうしたことも知られていないというのが現実です。
昨日、近所の保育園が防災訓練?で、保育士さんたちがヘルメットをかぶって子ども達と一緒に名南ふれあい病院に来ていました。
名南ふれあい病院は津波避難ビルではないのですが、避難ビルに設定されていなくてもまずは高いところに逃げる、それが命を守るためには一番大切なことです。
でも、そうした高い建物が足りていない、これが現状です。
名古屋駅周辺にはたくさん高い(高すぎる?)建物がたっていきますが、津波被害が心配される地域にはほとんど建っていないのが現状です。
名古屋駅周辺の開発にばかりお金をつぎ込むよりも、市民の命が大切にされる、災害に強いまちを、まんべんなく作っていく、それが市政の重要な役割だということを、子ども達の避難訓練を見ながら感じていました。