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週間みなみ区民報 高橋ゆうすけのハッピーついーとVol.7

先週は「高橋ゆうすけのハッピーついーと」をお休みしてしまい、すみませんでした。

結構楽しみにされている方も多くいらっしゃるようなので、なるべく休みなく書いていきたいと思っていますが、時折間に合わないことも…。生温かく見守ってください^^;

それでは、今週のハッピーついーとを転載します。


こんにちは、高橋ゆうすけです。いよいよ参議院選挙も本番を迎えます。色々とお話を伺っていると、「日本共産党がもっと躍進しないといかん!」と言って檄を飛ばされています。本当にうれしい声ですので、その声を実現するためにも頑張っていきます。

さて、今日は「アベノミクス」について。もう散々聞いてきたよ、私たちには意味がないよ、という声も多く聞いてきましたが、少しだけ視点を変えてみたいなと思います。どうして安倍首相がこんな国民には恩恵のない政策を、自信を持って進めようとしているのか。安倍氏の中には「トリクルダウン」と呼ばれる、神のしずく理論というものがあります。これは、一部の大金持ちが更に儲かれば、いずれ下々におこぼれが下りてくる、という考え方です。そのような考え方で、大企業ばかりに優遇した減税などを進めていこうとしているのです。

しかし、資本主義社会ではこの理論は成立しません。儲かっている大企業に一定の規制をかけなければ、とことん儲けていくだけになってしまいます。だからこそ規制をかけて、労働者にもきっちりと利益を分配していく必要があるのです。それが憲法による基本的人権の理念でもあります。

「アベノミクス」の実態はと言われれば、日本国憲法の規定を無視した、労働者の権利を侵害する内容のものです。そして憲法を「改正」したら、働く人たちの権利は、国が「侵してはならない」ものではなく、国によって「保障される(与えられる)」ものとなり、国の都合によって働く人たちの権利が奪われてしまいます。

憲法を守るということは、戦争しない国づくりだけではなく、私たちの働くものの権利も守り、そして働きやすい国づくりをすることでもあります。そのためにも憲法を政府に守らせ、私たちの暮らしを豊かなものにするために、頑張っていきます。