高橋ゆうすけのハッピーついーと Vol.22 「文化の力」

第22回「文化の力」

 

こんにちは、高橋ゆうすけです。先日、病院のお祭りで三線の演奏を頼まれて、知人らと一緒に演奏してきたところ、アンコールが出るほど盛り上がり、お祭りに参加されたみなさんがとても楽しそうにしていたことが私にとってもうれしかった、そんな日を過ごすことができました。

さて、今回のテーマは「文化の力」です。先日亡くなられたやなせたかしさんが書かれた漫画「アンパンマン」。やなせさんがアンパンマンに託した「正義の戦いそのものは存在しない、戦争そのものが悪」という戦争への思い、そして弱さを持っている人でもヒーローになれる、そんな思いが、アンパンマンが人気であり続けるのだと思います。また、やなせさんが作詞作曲した「陸前高田の松の木」。この歌に込められた「生きぬく」という力強さにもとても惹かれるものがありました。やなせさんは漫画や歌という「文化の力」でメッセージを伝え、それが多くの人の支えになっていったと思います。

そして「文化の力」は支えだけではなく、時には政治への思いが込められることがあります。歌手の山崎まさよしさんは、今の政府に対して憲法9条改正論議への強い怒りを持って曲を作ったり、サザンオールスターズも、反戦平和の願いを歌にこめたりと、自身の主張を歌という「文化の力」に込めて発信しています。こういったことが主張できるのは平和であるからこそだと思います。

文化活動が気兼ねなくできる社会を継続していくためにも、平和な世の中を守るためにがんばろう!そんなことを改めて感じています。