第23回「歴史を伝える」
こんにちは、高橋ゆうすけです。先週末は日本共産党南区後援会のみなさんと一緒にバスツアーに参加し、とても楽しく過ごすことができました。
今回はバスツアーで感じたこともあり「歴史を伝えることの大切さ」をテーマにお話しします。
バスツアーで訪れた龍潭寺には、明治初期の神仏分離令(神社とお寺を区別すること)による廃仏毀釈運動(仏閣の破壊運動)で落書きをされた仏像が、修復されずに今に伝わっていました。この歴史痕跡(過ち)を後世に伝えるため修復をしていないとのことでした。
きれいなものをきれいなまま伝える、ということも大切ですが、こうした過ちを過ちと認めて、二度と繰り返さぬという思いを込めて伝える、このことは様々な場面でも大切なことです。人は反省をするからこそ成長することもできるのですから。
しかし今、戦争によって何が起きたか、そのことを伝えることに対する様々な圧力、たとえば「はだしのゲン」の開架、広島の原爆資料館展示に対する圧力があります。これは過去の過ちから目をそむけ、負の部分をなかったことにしよう、ということです。それでは前に進むこともできませんし、同じことを繰り返すことにつながりかねません。
平和な社会を築いていくためにも、歴史を伝えることの大切さを感じたバスツアーでした。