第55回「平和への思い」
こんにちは、高橋ゆうすけです。みなみ区民報が休刊だったため約1カ月ぶりのコーナーとなりますが、みなさんいかがお過ごしだったでしょうか。途中お盆もありのんびりされた方、ちょっとした旅行や観光をされた方、家族が帰ってきて慌ただしかった方、それぞれの過ごし方があったことと思います。私も前半は学習を、後半はのんびりと過ごして心身ともにリフレッシュしてきました。
さて今日のテーマは「平和への思い」。原水禁大会に参加したこともありますが今回は終戦に関係してのお話。第3回のこのコーナーでも書いたのですが、私の父は満州生まれ。終戦時は2歳11カ月。もしかしたら中国残留孤児となって日本で生活することができずに私も生まれていなかったかもしれません。80年代~90年代頃、中国残留孤児の問題が大きく取り上げられていましたが、父の出身地が満州だと聞き、もしかしたら父もこのニュースに出てきている人たちの一人となっていたのかも、と考えることもありました。
父には戦時中の記憶も引き上げ時の記憶もないので詳しい状況はわかりません。ですので私は父の満州での生活を知らず、語り継ぐということができません。けれど戦争によって家族が引き離され、言葉も奪われ、苦しい生活を強いられる、そんなことは絶対に嫌だ!そうした私の思いは、今考えれば残留孤児の方たちがニュースに出ているのを見て、もしかしたら父が、と考えていたことでその基礎ができたのだと思います。
これからもその思いを胸に、平和を訴えていきたいと思います。