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地震・津波への不安

近い将来来ると言われている南海トラフ巨大地震。

そして地震に伴う津波の被害が心配なのが、名古屋市西南部の地域です。

そうした中、先日、名古屋市の被害想定が発表されましたが、南区の被害想定を見てみると、一部地域で震度7が起きる可能性が指摘されています。

また、津波の被害も天白川周辺や港区との境目あたりで、大きな被害が出るおそれが指摘されています。

しかし、いまだに津波避難ビルも足りないという状況。

地震が起きた際、いったいどこに津波避難ビルがあるのか、そうしたことも知られていないというのが現実です。

 

昨日、近所の保育園が防災訓練?で、保育士さんたちがヘルメットをかぶって子ども達と一緒に名南ふれあい病院に来ていました。

名南ふれあい病院は津波避難ビルではないのですが、避難ビルに設定されていなくてもまずは高いところに逃げる、それが命を守るためには一番大切なことです。

でも、そうした高い建物が足りていない、これが現状です。

 

名古屋駅周辺にはたくさん高い(高すぎる?)建物がたっていきますが、津波被害が心配される地域にはほとんど建っていないのが現状です。

名古屋駅周辺の開発にばかりお金をつぎ込むよりも、市民の命が大切にされる、災害に強いまちを、まんべんなく作っていく、それが市政の重要な役割だということを、子ども達の避難訓練を見ながら感じていました。

高橋ゆうすけのハッピーついーと Vol.35「災害にそなえる」

第35回「災害にそなえる」

 

こんにちは、高橋ゆうすけです。

二週連続の大雪で、山梨を含めて広い地域で大変な状況になっています。農作物への被害も甚大ということ、一刻も早い復旧を願うばかりです。

さて、今回のテーマは「災害にそなえる」。

名古屋市は先日、地震・津波による被害想定を発表しました。南区でも、地域によっては震度7の地震が起こる事、道徳や星崎地域を中心に津波の被害も広がる事が明らかに(再確認)されました。特に名古屋の津波は東日本と異なり津波が来てから水が引かないという特徴があるということです。ただ、津波が来るまでの間に2時間ぐらいかかるということですので、大きな地震が起きたらとにかくすぐに高いところへ避難することが大事なことになります。

こうした被害想定が明らかになっているにもかかわらず、河村市長は名古屋城木造建築やSL構想、名古屋駅周辺の都市開発に予算をかけようとしているというのですから驚きです。まずは家屋等の耐震補強、そして津波避難ビルや命山(津波避難用の小高い丘)などの建設が急がれているはずなのにと憤りを感じざるを得ません。まずは逃げる、ということが大事なのは当たり前ですが、逃げる場所がなかったり逃げる途中に障害が生じたりするようではいけないわけですから。

一人でも多くの人の命が救われる、そのためのまちづくりを最優先に、ソフト面でもハード面でも、そのことが大切にされる市政を目指してこれからも頑張ってまいります。