山崎川橋りょう下部工工事

南区内を流れている山崎川。

今、下流域の方から順次堤防の耐震補強工事が行われています。

その工事の行われているところの少し上流のところ、JR線と交差しているところでは、河川の水の流量を増やすために必要な工事が行われています。

その関係で、JR線の橋りょう下部工について、補強工事等を行う必要があり、流量の少ない時期にそのための工事が行われていました。

 

しかし、工事を進めていく上で、支障物が見つかり、支障物の撤去等の必要が出たため、工事期間が延長され、費用も増額。

その議案が、今行われている6月定例会で提案されました。

 

私が所属する土木交通委員会が所管なので、そこで審議しましたが、私からは工事を始める前に状況がわからなかったのかなど、確認をしました。

結論としては、ボーリング調査だけではわからず、鋼矢板で周囲を仕切って水を抜かなければならなかったなど、河川特有の事情もあったことから、今回の再延長ということになったのですが、地元への交通や騒音等の影響もあることから、しっかり説明を行うように求めました。

また、下流域から進められている堤防の耐震補強も、近い時期に現在工事が行われている区域に達する予定ですので、同じ局の中で行っていることなので、無駄なことにならないようにするためにも、局内で調整して工事を行うように求めました。

市民3分間演説

名古屋市会では、定例会で行われる各常任委員会において、委員会初日冒頭(正確には委員会のはじまる直前)に、市民3分間演説というものが行われます。

委員会ではないため、議事録等が残っているというものではありませんし、演説に対して議員が何かしら発言するということもありませんが、市民の方々が日頃思っていることを委員会の場で、会派関係なく聞いてもらうことができる場として、毎回何名かの方が申し込みをし、お話をしてくださいます。

昨日の土木交通委員会では、市バスの利便性向上を求める方のお話しがありました。3分という短い時間ですが、非常にまとまったご意見で、その通りだよな、と感じさせられるものでした。

市民3分間演説は、毎定例会ごとに開かれています。事前の申し込みが必要です。

申し込み方法等は

http://www.city.nagoya.jp/shikai/category/327-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html(名古屋市会情報内ページ)

をご覧ください。

議論をしていて思うこと

今、6月定例会が行われているところですが、議会で議論を行う都度思うことがあります。
それは、やはり議論というものが大切だということです。

賛成する議題でも、少しでも良いものにしていくために当局の考え方を質すことを行う。

もちろん反対しなければいけないような議題については、問題点を明らかにしていく。

そういった当局に対しての質問というのはとても大切だと思うのですが、それだけではなく、他会派の議員の質問を聞いていても、「そういう視点があるんだ」と思わされることが多々あります。

結論が異なるとしても、なるほどそういう考え方があるんだ、と思わされることもあります。たとえ納得できるものではなくても。

 

今、国会では、その議論さえも省略するというとんでもない議会運営がされています。

それでは、本当にいい制度を作り上げる、生活水準の向上を目指すといったことはできません。

議会はやはり考え方の違う人たちが、議論を交わし、より良いものを作り上げていく、そこに住民の声が反映されるような運営がなされなければと改めて感じています。