参議院選挙キャラバン

 今日は午後から、もとむら伸子さん(参議院選挙愛知選挙区予定候補)と日本共産党の参議院選挙のキャラバンをしてきました。

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 今、マスコミが「アベノミクス」と言っている「金融緩和」「大型開発」「規制緩和」の「三本の矢」による景気対策、しかし過去にやって失敗したことをそのまま繰り返しているだけです。そしてこの「三本の矢」は全て毒矢であり、さらに「二本の毒矢」が後ろに隠れています。

  「金融緩和」は、景気が悪いため中小企業などが銀行にお金を借りることもできず、結局眠ったままの状況が続いている中で、追加して銀行の持つお金を増やしたところで何も変わらないことは明白です。

 「大型開発」は、一時的には大手ゼネコンが潤うでしょうが、結局そこどまり、中小企業にはあまり仕事もまわらず、まわったとしても安い契約で仕事を請け負うのみ。そして国には借金が残るということはこれまでずっと行われてきたことです。

 「規制緩和」は、働くルールを壊し、「限定正社員」などという簡単にクビを切れる正社員を法制化し、数年前に世論の猛反発があり撤回に追い込まれた「ホワイトカラー・エグゼンプション(残業代ゼロ法)」を盛り込むというとんでもない内容です。

 これに加えて「消費税増税」、「社会保障負担増」という国民への負担の押しつけがあります。

 国の財政が厳しいんだから、増税・社会保障負担増は仕方がない、という声も聞こえてきますが、はたして本当にそうなのでしょうか?消費税増税を進める一方で、大企業には2,000億円もの減税をすることを提案しているのです。これで本当に国の財政が潤うというのでしょうか?景気がよくなるのでしょうか?

 朝日新聞にも載っていましたが、大企業は「日本の企業」というのであれば、もっと日本経済に責任を持つべきであると思います。何かがあれば「外国に行く」などと脅しをするような企業が本当に日本経済に責任を持っているのか、という批判がストレートに書かれていました。本当にその通りだと思います。
日本共産党は、大企業につぶれてほしいと言っているわけではなく、日本の景気回復のために、一緒に頑張ってほしいと言っているのです。そのための力を大企業は莫大な内部留保という形で持っているのですから。

 円安・株高という見た目の景気回復ではなく、賃金が上がり、社会保障が充実した、本当に暮らしが豊かになる社会の実現のために、全力で頑張ります。