こんにちは、高橋ゆうすけです。安倍首相が主催した「桜を見る会」で「給料の 上がりし春は 八重桜」などと首相は句を詠んだそうですが、あまりにも国民の実態を見ていない句(季語も二つ重ねて俳句のルールにも反するもの)だと感じています。政治家は誰のために政治を行うのか、そのことをしっかりと考えて欲しいものです。
さて、今日のテーマは「公務労働」について。公務員と言っても様々な職種があります。警察や消防、救急隊といった命・安全を守る仕事、教員や保育士などの子どもを育てる仕事、そして役所などのような個人情報を扱う仕事。こうした公務員は労働基準法などが守られている、と思われていますが、実は様々な法律が適用除外となっています。教員の場合、時間外労働は法律上ないことにされているため、どれだけ仕事をしても残業代はつきません。他の職種でも、必要な仕事も期限を区切った任用を行い、継続した任用を行わないということもよく行われています。
「そんなの民間でも当たり前」という声も時々聞きますが、そうやって「当たり前」の幅を増やすことで、働くルールがなし崩し的に壊されていく、そんな現象が起きてしまいます。
「上見て暮らすな、下見て暮らせ」というような社会ではなく、少しでも働きやすい、暮らしやすい社会に!そのためには公務員だから、民間だからと分けて考えるのではなく、同じ働く仲間として、手を取り合ってどんな風に働きたいかを考えていくこと、それが大切なことです。私は働く人が大事にされる社会の実現をめざし、これからも頑張っていきます。