こんにちは、高橋ゆうすけです。この4月という時期、私にとっては様々な思いを巡らせる季節です。元々教員として働いていましたので、新しい出会いがたくさんあった季節、そして正規教員として働きたい、担任を持ちたい、そんなことを感じる季節でもありました。
そういったことを思いながら今回は少し狭いテーマですが、「許せなかった教員採用試験」について書きたいと思います。
いったい何が許せなかったのか、それは私の知人の試験結果でした。その知人の試験成績は問題なく合格水準に達していました。しかし健康診断で不適格とされて不合格となったとしか言えない結果が届きました。いったい何が不適格だったのか、それは体格でした。当時の教育委員会の審査基準の中に、BMI(身長と体重から計算した数値)があり、BMI値が低い人も高い人も、就労不可と判断されるようなものがありました。私の知人の場合はBMI値が低いという判断だったのですが、私よりもよく食べるけれど太らない体質という人でした。その人が不合格とされた時、子どもを育てるという仕事を、その人の本質などを見ようともせずに体格だけで就労不可とするような判断は許すことができませんでした。
そうした思いを持って教育委員会と何度も交渉をしてきました。その結果、数年後には試験での健康診断廃止を実現することができました。その知人も今は愛知県で正規教員として働いています。
これからも理不尽は許さない、その思いは、教育だけではなく社会保障や生活の場、様々なことでも感じています。理不尽のない社会にしていくためにも、みなさんと一緒に頑張っていきたいと思います。