「災害」カテゴリーアーカイブ

高橋ゆうすけのハッピーついーと Vol.46「福島を見て・・・」

こんにちは、高橋ゆうすけです。先週はお休みをしてしまったので、このコーナーが終わってしまったの?と心配される方がいらっしゃったようですが、これからも続けていきますのでよろしくお願いします。

さて、今日のテーマは「福島を見て」。先日、革新・愛知の会主催の福島視察ツアーに参加し、福島の革新懇の方の案内で、南相馬市、浪江町、飯舘村などを視察してきました。感想は「時間が止まった町」。3年前の震災直後によく放映されていた田んぼの中に津波で流された船が、壊れた家がほぼそのままの状態で残っているのです。児童全員が津波から逃げて助かった浪江町立請戸(うけど)小学校では2011年3月のカレンダーがかかったまま。津波の来なかった場所でも、2012年3月12日付の新聞が山積みにされたままの新聞販売店、今は動いていない鉄道の駅に高校生が通学のために止めた自転車が整然と並んだままの自転車置き場、信号は動いているものの人は誰もいない町。

そして人が住める場所でも作物が作れない現状。3年も作付けが制限され、今年からは作付けしても良いと言われても、土地は荒れ放題、風評の影響で売れるかどうかも分からない、作付けすれば賠償がほとんどないけれど作付けしなければ賠償される、こうした実態も現地に行って目で見て話を聞くことで改めて事の深刻さというものを感じてきました。

浪江町に行った時の役場の方の言葉「福島を風化させないために、目で見たことを伝えてください」。風化させてはならない現実をしっかりと伝えていかなければ、そのことを強く感じた福島視察でした。

 

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第5回 なかまCafe!

3月2日に行った第5回目の「なかまCafe!」。

今朝のしんぶん赤旗東海・北陸のページでも取り上げてもらいました。

今回のテーマは「原発」。

民青同盟南部地区委員会が主催した今の福島を語るトーク集会をきっかけに、原発についてもっと語ろう、という思いで今回のテーマ設定をしました。

私からは、脱原発に向けた世界的な流れや国民運動などの紹介をしながら、原発利権に関わるところでの安全に対する意識の欠如などについてお話をしました。

その中で、参加された方々がいっせいに驚かれたことは、現在、中部電力浜岡原子力館展望台からの写真撮影が禁止されているということ。

少し前までは撮影可能でしたが、現在はテロ対策のため、撮影禁止だということです。

時期は、秘密保護法が国会で審議されている時のようで、こんなところですでに秘密保護法の影響が出ているのか、と参加者一同驚き。

ちなみに私は、写真撮影可だった頃に撮った写真を使ってお話もしていましたが、もしかしたらこれ、秘密保護法違反で逮捕されるということになるのでしょうか?それもまたおかしな話ですが。

今回は、参議院予定候補のもとむら伸子さん、瑞穂区・雇用・営業・くらし対策室長のかのう拓人さんからも、補償問題、原水爆との関連性などの話をしてもらい、3時間という長時間でしたが、あっという間に過ぎる、内容の濃い3時間となりました。

3.11明日につなげる大集会

昨日、3.11明日につなげる大集会が、エンゼル広場で1,500人の参加で行われました。

私は毎年この集会に参加をしています。(たいてい午前はうたごえ喫茶のブースにいます^^;)

久しぶりに会う知人の姿もあり、「元気?」と声をかけてもらったり「どんなことしてるの?」と聞かれたりと、楽しいひと時にもなりました。

 

アピールパレード(デモ行進)では、ドラム隊(カホンを肩から掛けて叩いてました)や、コーラーをして、リズムにのって、原発いらない、再稼働反対、子どもを守ろう、自然を守ろう、と訴えました。(よく共産党っぽくないって言われますが、古いだけが共産党ではないですからね^^)

 

福島原発事故から3年。事故後、中部電力は浜岡原発を止めた後、ずっと止めたままです。
それでも電力が足りている、にも関わらず、相変わらず「電力は足りない」と言って原発再稼働を求める声もあります。

私には、その根拠がよくわかりません。
火力発電の能力ではキャパがギリギリで、トラブルが発生したら、という話も聞きますが、太陽光パネルなどを設置している家庭、事業所などは増えています。
そして、そういった電力を買い取る、そうしたことを電力会社が積極的に進めれば、火力への依存度も低くなるはずです。

が、電力会社は、様々な理由をつけて電力を買い取らない、そんなことをしています。
結果、再生可能エネルギー事業への参入や、ソーラーパネルの設置などが進んでいない、そんな実態もあるのではないか、と感じます。

原発事故は、一度起きてしまえば取り返しがつかない、そういった怖さをもったものです。

たとえどれだけの安全性を訴えたとしても、事故が起きる可能性がゼロになることはありえません。

可能性が低いんだからいいだろう、という方は、もし事故が起きたら責任とれますか?そこに暮らすことができますか?と問いかけたいです。
自分がその場にいたら、そういった想像力を働かせること、それは、原発ゼロだけでなく、社会をより良くしていく、そのための大きな力だと感じながら参加をした集会でした。

地震・津波への不安

近い将来来ると言われている南海トラフ巨大地震。

そして地震に伴う津波の被害が心配なのが、名古屋市西南部の地域です。

そうした中、先日、名古屋市の被害想定が発表されましたが、南区の被害想定を見てみると、一部地域で震度7が起きる可能性が指摘されています。

また、津波の被害も天白川周辺や港区との境目あたりで、大きな被害が出るおそれが指摘されています。

しかし、いまだに津波避難ビルも足りないという状況。

地震が起きた際、いったいどこに津波避難ビルがあるのか、そうしたことも知られていないというのが現実です。

 

昨日、近所の保育園が防災訓練?で、保育士さんたちがヘルメットをかぶって子ども達と一緒に名南ふれあい病院に来ていました。

名南ふれあい病院は津波避難ビルではないのですが、避難ビルに設定されていなくてもまずは高いところに逃げる、それが命を守るためには一番大切なことです。

でも、そうした高い建物が足りていない、これが現状です。

 

名古屋駅周辺にはたくさん高い(高すぎる?)建物がたっていきますが、津波被害が心配される地域にはほとんど建っていないのが現状です。

名古屋駅周辺の開発にばかりお金をつぎ込むよりも、市民の命が大切にされる、災害に強いまちを、まんべんなく作っていく、それが市政の重要な役割だということを、子ども達の避難訓練を見ながら感じていました。