名古屋市では、これまで未婚のひとり親家庭の方への負担軽減策が限定されていました。
離婚や死別等でひとり親家庭となった方が受けられていた負担軽減の中でも、受けられないものがたくさんありました。
私が2014年の総選挙に立候補したときにも、街頭で宣伝をした後、「私は未婚で子ども生んだけれど、結婚していないというだけで制度が受けられない。変えてほしい」という切実な要望が寄せられました。
実はそれまで、未婚であることを理由にサービスを受けられないなどということを知りませんでした。その話を聞き、ショックを受けました。
未婚で親になる、昔は「だらしない」といった感覚の評価がされていたのかもしれません。
しかし、未婚で親になるというのは「だらしない」ことではありません。それどころか、相当の覚悟が必要です。
また、そこに至るまでの過程も単純な話ではありません。
にもかかわらず、未婚ということだけを理由に、ひとり親家庭の負担軽減策が受けられない、そんなことがあっていいのかと、怒りを感じました。
その後も、多くの方から、結婚していないからと差別しないでほしいという要望をいただいてきました。
そうした願いが実現し、3月以降、受けられるサービスが増えることになりました。
まだまだ広げていかなければならない分野もあるかと思いますが、差別することのない、サービスの提供に向けた前進だと思います。
なお、受けることができるサービス内容は以下の通りです。