無料のPCR検査拡充で抜本的なコロナ対策を

この1年間、新型コロナウイルス感染症による影響で、私たち自身の生活スタイルは大きく変わりました。

毎日のマスク着用、3密を避けた生活など。でも、どれだけ気を付けていてもいつ感染するかわからないという不安。

こうした中で、今、ワクチンの接種が始まっています。

ワクチン接種は、コロナ対策として有効だと思います。が、それだけに頼ってては十分な対応とは言えません。

やはり、無症状の感染者を見つけ出して保護して、感染を広げないようにするためにも、PCR検査の抜本的な拡充が必要です。

一部、PCR検査で陽性者が増えたら医療崩壊が起きるという意見がありますが、検査をしなくても感染している人はウイルスを持っているのですから、その人が感染源になって、余計に感染者を広げることになってしまいます。

だからこそ、無症状の感染者を見つけ出して、感染者を広げないということを行政の責任で行う必要があるわけです。

本来なら国が率先してPCR検査を実施する必要がありますが、昨年5月、厚生労働省はPCR検査を希望者に広く受けられるようにすべきとの主張について、医療崩壊を招くという内部文書を秘密裏に作成していたことが明らかになりました。感染者を見つけ出し、広げないようにすることよりも、見て見ぬふりをするという姿勢には大きな疑問を感じざるを得ません。

そして、国がやらないのであれば、自治体が率先して行って、住民をコロナ感染の危機から守る必要があります。実際に広島県が、広く県民にPCR検査を受けられるようにする方針を示しました。ならば名古屋でだってできるはずです。

まずは感染者を広げない、そのためにも徹底的なPCR検査を実施する名古屋市を作っていくために、頑張りたいと思います。