「災害」カテゴリーアーカイブ

名古屋港管理組合議会

名古屋市会2月定例会は終わりましたが、まだ議員としての仕事は残っています。その一つが名古屋港管理組合議会です。

来週26日に議会が開会されます。今、その準備も行っています。

今日は、議会に先駆けて議員総会が行われ、その中で提出予定の議案の説明があったあと、ガーデンふ頭賑わい創出特別委員化が行われました。

特に質問はしませんでしたが、海洋博物館(ポートビル内)35周年企画として、伊勢湾台風60年をテーマにした特別企画も行うとのことでした。

昨年、伊勢湾台風並みと危惧された台風に襲われた名古屋。台風による風で70本近くのコンテナが倒壊・損傷した名古屋港。伊勢湾台風は過去のことではあるものの、決して忘れていい記憶ではありません。

だから私は、この企画が、名古屋港だけで行われる企画ではなく、伊勢湾台風で被害を受けた地域で行われる60年企画などと連携するなどして、しっかりとひろげてほしいということを当局にお願いしました。

被害の実相を受け継ぎ、少しでも被害を少なくするためにできることは何かを地域のみなさんと一緒に考える。そのことを改めて感じています。

地球温暖化対策を!

名古屋市会9月定例会では、議案外質問で、地球温暖化対策について取り上げました。

35度以上の猛暑日が36日、最高40.3度を記録した今年の名古屋の夏、様々な形で対策を取っていかなければなりません。公共施設だけでなくショッピングセンターや展示場などを活用した太陽光発電の促進、新たなエネルギーの利用、市民への普及促進など、市が本気で取り組む必要性を訴えました。

そんな中で、名古屋市ではこれまで取り組んでこなかった地中熱利用ヒートポンプシステムの導入についても提案をしました。

質問のやり取りについては以下のリンクを見ていただければと思います。

高橋質問と答弁(全文) (PDFファイル)

 

避難訓練

今日は夕方から地元学区で行われた避難訓練に参加。

 

18時45分に地震発生、町内の避難集合場所に集まってから、集団で避難場所の大生小学校に移動。

避難者名簿に記入して、津波避難ビルである校舎の屋上にのぼり、市の職員から、実際の災害時に必要になる行動や備蓄しておいた方が良いものなどの説明を受けました。

 

災害はいつ来るかわかりません。日頃からの訓練がとても大切だと思います。

職員のお話によると、南区のみなさんは意識が高いそうです。しっかりと意識しつつ、いざという時に助け合うことができる様にしていく必要を感じています。

ちなみに今日は海の日。

名古屋港ではみなと祭りが行われており、校舎屋上からは花火も見られました♪

大雨による被害 

12日の夜、名古屋市内を中心にした大雨で、床上・床下浸水や道路冠水などが発生する被害が発生しました。

被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。

 

今回、市が把握している範囲では、道路冠水したところで1件の自動車水没がありました。

冠水場所に進入禁止の標示はされていたそうですが、バリケードまでは間に合わなかったことから発生してしまった事故のようです。

今回の雨は短時間に集中してしまったということがあるため、いくら見回りをしていても間に合わないということは仕方がないことだと思います。

アンダーパスの手前で進入禁止の標示がされていたら、見た目は浅く見えても実際には水が深く溜まっているため、絶対に侵入しないようにしてほしいと思います。

 

さて、大雨による被害があった場合、様々な被災者支援があります。

災害救助法が適用されるケースもありますが、されないケースでも、市民税や国民健康保険料の減免、災害見舞金の贈呈(床上浸水時・単身世帯で30,000円、2人以上世帯で50,000円)、消毒剤(クレゾールせっけん液)の配布など、様々な支援がされることとなっています。これらの支援を受けるためにはり災証明が必要になります。

詳しくは、市税事務所の市税課や各区役所の総務課、社会福祉協議会などにお尋ねいただければと思います。(近日中に被災者支援策の一覧を作成して載せていきます)

名古屋市会11月定例会・本会議質問

名古屋市会11月定例会の本会議質問が25日・28日・29日の3日間行われました。

日本共産党名古屋市議団からは、さはしあこ議員、西山あさみ議員、くれまつ順子議員、青木ともこ議員、岡田ゆき子議員の5人が質問に立ちました。

今回の質問では、様々な面で前進を見ることができました。

さはし議員の質問では、災害時、妊産婦・乳幼児を対象とした福祉避難所の設置に向けた検討が始まることに。

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西山議員の質問では、新堀川の悪臭問題の解決に向けた関係局の取り組みを進めることを約束させました。

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%e6%96%b0%e5%a0%80%e5%b7%9d%e5%86%99%e7%9c%9f新堀川の状況。黒い部分は水面に上がってきたヘドロ

くれまつ議員は、内部障害など、外からではわからない障害や病気の方が交通機関などで配慮してもらえるように、東京都で導入されているヘルプマークを名古屋市でも取り入れるべきではないかと提案をし、河村市長が「いいことだと思う。広域的にやる必要もあるからすぐに大村(愛知県)知事に連絡する」と答えさせました。

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東京都で導入されているヘルプマーク
現在京都府・和歌山県・徳島県などでも導入
来年度には岐阜県でも導入予定

青木議員は、昨年11月に発生したいじめ自死事件の検証報告書を基に、いじめをなくすための教育委員会の取り組みについて質問。中学校2年生への35人以下学級実施に向けた検討を約束させました。

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岡田議員は、就学援助の支給時期、特に入学準備金について、現在6月支給となっているものをお金が必要となる時期に支給できるようにすべきではないかと提案し、河村市長も「それはとてもいいこと。勉強させてほしい」と、前向きな回答をさせることができました。

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市議団では、これらの質問を作っていくにあたって、実現するためにはどうしたらいいか、団で練り上げて質問に臨んでいます。その結果がたくさん出た今回の本会議だったように感じます。

まだまだ11月定例会は続きますが、各議案に対して、しっかりと考えていきたいと思います。

南区総合水防訓練

5月31日(日)、午前中に、南区を流れる天白川右岸(平子橋上流側)にて、南区総合水防訓練が実施され、私も参加してきました。

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今回初めて行われた「水マット工法」や、土のうを組み合わせて行う「トンパック土のう工法」「釜段工法」など、様々な工法の訓練を見学しました。

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↑ 水マット工法

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↑ トンパック工法

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↑ 釜段工法

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↑ 釜段工法

てっきり私も一緒に実施すると思って張り切っていったら公職者は見学だけということで、少し残念な感じでしたが、訓練に参加された消防団、消防職員、土木事務所のみなさん、一生懸命に訓練をされていました。

また、今年度より宝学区、宝南学区にも救助ボートが配備されたことで、南区内全18学区に救命ボートが配備されました。

今回はその18のすべての救命ボートの組み立ても訓練として行われました。

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今、全国でもゲリラ豪雨も増えてきていますが、そうした対応が迅速に行われるよう、私も含めて日頃の備えをしっかりしておかなければと感じています。

山崎川堤防補強工事

9月22日より、山崎川堤防補強工事がはじまります。

堤防道路は、表面はコンクリートで覆われていますが、中身は土、そしてその地中は液状化を起こす層があります。

こうしたことから、想定されている南海トラフ地震がこの地方を襲ったときに、堤防が耐えられないというおそれがあります。

また、津波の到着までには1時間近くの余裕があると考えられていますが、堤防が決壊してしまうと、道徳学区などでは河川の氾濫によっての浸水が一気におこってしまい、避難も難しくなってしまいます。

そこで、堤防の補強と、液状化によって堤防が沈み込むことをなるべく防ぐための工事が始まることになりました。

山崎川は現在、名古屋市が管理する河川ということもあり、市議会での議論によって改修工事が始められるということで、そういった意味では市議会議員の力も非常に大きいものがあります。

日本共産党名古屋市会議員団も、名古屋の防災には力を入れて取り組んでおり、特に南区と同様海抜ゼロメートル地帯の議員である山口清明市議は、議会でも、そして超党派での防災への取り組みも進めています。

ただ、この工事、順調に進めばいいのですが、不発弾が埋まっていないかどうかも探索をしながらの工事になるそうです。というのも、南区は戦時中、空襲の被害にあった地域ですので、未だに不発弾が残っている可能性がゼロではないということだからだそうです。そのため、早急に工事を進める必要はあるのですが、時間はかかってしまう可能性もあるということでした。

戦争から70年が経った今も、未だに戦争の傷跡を引きずることになる、こんな負の遺産を残すような戦争はやっぱりダメだという思いを強く感じました。

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高橋ゆうすけのハッピーついーと Vol.57「戦争と災害」

第57回「戦争と災害」

 

こんにちは、高橋ゆうすけです。9月6日で36歳になり、多くの皆さんからお祝いメッセージやプレゼントをいただきとてもうれしい誕生日を迎えることができました。ありがとうございます。

さて、今日のテーマは「戦争と災害」。1944年、東南海地震が起きた際、治安維持法の下、地震・津波の調査を行うことがスパイ行為とされていたということがあり、戦時下においては災害よりも戦争が優先されることの怖さというものがありました。そして最近、南区の防災の事で改めて知ったことがありましたのでそのことで書きたいと思います。

太平洋戦争中、この南区にも軍需工場があったこともあり空爆をされました。空爆の際、一定数の不発弾が出ることが言われていますが、この南区でも不発弾が出る可能性はゼロではないという話です。

そして今、南区では液状化現象を含めた災害対策が急務となっています。今年から山崎川堤防の補強工事(液状化対策及び津波対策)も始められることになりましたが、この不発弾がある可能性がゼロでないということで工事は不発弾探索をしながら進めることに。戦争から70年近く経った今でも戦争の影が残っていて防災の妨げになってしまうということに衝撃を受けました。

人の手によって自分たちの、そして将来の世代の住む場所の安全をも奪ってしまう戦争は絶対にしてはならないしさせてはならない、そのことを強く感じています。

11の日宣伝

今日は9月11日、ということで毎月恒例の11の日宣伝を道徳・豊田支部のみなさんと一緒に、観音町にあるスーパーダイキンの前で行ってきました。

2011年3月11日の東日本大震災から3年6ヶ月、未だに24万人の方が避難生活を余儀なくされています。にもかかわらず復興は進んでいない。避難生活をしている方たちは長引く避難生活に心身ともに疲れ切ってしまっている、そんな状況に政府がまず果たすべき役割は何なのか、ということを最初に話をしながら、原発事故にも触れ、署名のお願いをしました。

また、2000年9月11日、東海豪雨災害から14年目。南区も浸水被害があった地域でした。伊勢湾台風でも大きな被害があった地域であり、水害の心配がされている地域。この水害に強いまちづくりを進めることが名古屋市政には求められていること、道徳学区から豊田学区にかけて整備された地下貯水槽のお話や山崎川堤防改修工事のお話もし、こういった対策は地域からの要望が市政に届いたからこそ進められたもの、声をあげることの大切さもお話をしました。

最後に、2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが起きた日から13年目でもある今日、日本が集団的自衛権行使を認めてしまえば、こうしたテロの脅威にさらされることになり、日本が危険な国になる、日本を守るためにも集団的自衛権などというものは絶対に許してはならない、ということも訴えました。

買い物に訪れていた方が「署名書きます」と寄ってきてくださったり、80歳を超えるおばあちゃんは「今週の「花子とアン」で空襲があったのを見て、自分も防空壕を掘って隠れていたことを思い出す、そんなことを二度としたくない」と話をしてくれたり、「いつも頑張ってるね!」と声をかけてくださる方がいたりと、とても元気になる11の日宣伝となりました。

道徳・豊田つどい

9月7日(土)、道徳・豊田地域のみなさんと一緒に安倍政権の暴走と河村名古屋市政の迷走の実態と日本共産党の政策実現に向けてのお話と、南区の防災について考えるつどいを行いました。

防災については港区選出の山口清明市会議員に、今の市議会の中で話題になっていることや、港区で取り組んでいることをお話してもらいながら、山崎川の堤防補強工事についてのお話、避難マップの作成などについての提案がありました。

山崎川周辺は液状化現象も起きることが指摘されており、また、堤防の老朽化や構造上の問題もあり、補強の必要性が言われていましたが、今年から補強工事が始まることになりました。ただ、不発弾が埋まっている可能性も否定できないため、不発弾探索をしながらの工事ということで、工期予定通りに進むかどうかわからない部分もある、ということで、70年前の戦争が今でも影を落としている実態も明らかになりました。

道徳・豊田は海抜ゼロメートル地帯ということもあり、浸水の心配もされている地域で、伊勢湾台風でも大きな被害のあった場所でしたので、やはり水災害に対する心配の声がたくさん上がりました。

地域で心配なことをまとめて市政に声を届ける、そうしたことでこの山崎川堤防の改修工事も始まることになりました。今後も暮らしと命を守るために地域の要求を聞くことを大切にすすめていこうと思います。

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